次々と「維新旋風」を 巻き起こすレノファ山口FCを取材

人気・実力共に上昇中のレノファ山口FCの島屋八徳選手と香川勇気選手をインタビュー!

■取材日:16.5/19

(―:編集部、島:島屋選手、香:香川選手)

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―順位について、現在上位クラスですがこのまま好調を維持していくため今後の展開において、チーム・個人として何が必要だと思われますか?

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島:J2のステージはとても厳しいカテゴリーだと思うので、相手のチームも戦術など研究されてきていて、今後はなかなか勝たせてもらえなくなると思うので、そこでいかにチームが一つになって勝利を目指せるかがポイントになるかと思います。

香:研究されて守備を固めてくる相手チームに対し、自分たちのスタイルでもある「パスサッカー」の精度をより突き詰めるとともに、個々の能力アップも必要になってくるのではと思います。

―J3時代から共に昇格したFC町田ゼルビアが好調ですが、ライバル視など意識されていますか?またこのことを受けてどのように感じられてますか?

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島:町田に負けてから、そこから波に乗って上位にあがってますね。昨シーズンから思うようにサッカーをやらせてもらえない相手でもありますし…。日ごろの練習から町田のように固い守備のチームをいかに崩して戦うかという事を意識してやっていますね。

香:やりにくい相手という意識はありますね。対戦相手としては正直なとこ嫌です(笑)

―以前、町田戦を観戦させてもらった際も、固い守備からのカウンターに苦しめられていた印象があったのですが?

香:そうですね、J3時代には三度対戦していますし、レノファを研究しつくされてますしね。守備面ではスリーラインをコンパクトにまとめてくるチームなので、そこをいかに掻い潜ることができるかは、僕らの技術向上としての課題ではあります。

―日本代表(A代表、リオ五輪)に対しての目標や意識はありますか?

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香:代表戦を見て、自分のポジションに置き換えて考えたりして、目標にはしているところなんですけど、まだJ2にあがったばかりですし、まずは目の前の課題から一つずつクリアしていくことが大事かなって思っています。

―山口県の地域・振興事業の展開についての質問です。サッカーを通じた地域貢献・スポーツ振興の一環として、オフシーズンにはサッカー教室などにも参加していますが、新しく今後取り組んでいきたいことはありますか?

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島:子供たちにサッカーを教えたりすることは僕らにとっても非常に刺激になりますし、今まで山口県にはなかった文化なので、子供たちに良い影響が与えられているのではないかと、感じていますので今後も続けていきたいですね。
あと、J2昇格してから他県のサポーターの皆さんもたくさん維新公園に足を運んでくださるようになりましたので、「興業」としても山口県に貢献できるチームにもっとならないといけないと感じています。そのうえでレノファが動くことでお役に立てることがあるなら、率先して取り組んでいきたいですね。まぁ具体的な案については、マーケティング能力がないので…お任せします(笑)

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香:レノファを通じて山口県が盛り上がってくれると、僕らもやりがいがありますしボランティアで多くの方々が支援してくれたりするので、感謝を込めて皆さんと交流していきたいと思います。地域の方々ともっと関わっていきたいです。僕らのことを知らない方もまだまだたくさんいらっしゃいますので、名前を知ってもらって維新公園に足を運んでもらうことも目標としてやっていきたいですね。

―同じくJ2で活躍するロアッソ熊本について、震災で大変な状況かと思いますが、選手やチーム関係者、サポーターの皆さんなどにひとことコメントやメッセージをお願いできますか?

kousiki05

島:僕も九州出身で大学も九州だったので、熊本出身の友達も結構いるんですけど、僕らが想像している以上の苦しい生活を被災地の方々は体験されていると思います。具体的に何ができるか考えると…僕らは毎日当たり前にサッカーできる環境があることに感謝して、1試合ずつひたむきに戦いプレイする姿を見てもらってレノファや 僕が活躍する声を現地の方々に届 けて勇気づけられたらと…。そこを意識して試合では気持を込めてプレイすることが大事だと思います。

香:いいね、すばらしい(笑)
僕は兵庫県出身で、2歳のときに阪神淡路大震災を経験しました。それから小学生になってからも復興にはかなり時間がかかっていましたね。そんなときヴィッセル神戸の試合を見に行ったり、復興イベントなどで勇気づけられた事が印象に残っています。熊本でも復興には時間がまだまだかかると思いますので、被災地の方々にも僕らや九州のチームの試合を見てもらって、「サッカーのチカラ」で元気になってもらえたらと思います。

―ありがとうございます。まじめな質問が続いたので、少しライトな内容でお聞きしたいのですが、他のチームで仲のよいサッカー選手を教えてもらえますか?
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島:J3の鹿児島ユナイテッドFCの五領 淳樹(ごりょうじゅんき)という選手がいるんですけど、大学の同期で昔から互いに良きライバルとして切磋琢磨してきた仲間ですね。大学卒業してはじめはロアッソ熊本へ入団して彼はJ2リーグからデビュー、僕はそのころJFLだったので今とは立場が逆転していたんで、状況的に「抜きつ抜かれつ」といった関係性もあります。お互い負けず嫌いなので、高めあっていける間柄でいたいと思っています。

香:僕はJFLの奈良クラブに所属している谷口 智紀(たにぐちともき)選手が仲良しです。高校の時一緒に相棒として同じボランチのポジションをやっていたので今度は対戦相手として、同じカテゴリーで勝負してみたいです。

―ご自身で分析した中で、「ストロングポイント」はどんなところですか?

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島:「走力」ですね。走る量だけでなく質にこだわってプレイしています。1試合通してボールを所持する時間ってそんなに長くはないんですけど、ボールを触ってないときにいかにスペースを生み出すか、誰かが作ってくれたスペースに自分が飛び込めるか、あるいはタイミングだったりというところを意識してやっているので、それで相手DFを困らせて得点につながるようなプレイが得意な部分ですかね。

―そうですね、試合を拝見してても常にボールの絡むところによく顔を出している印象ですよね?

島:そうですね、神出鬼没といった感じですかね(笑)

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香:J3、J2での試合経験を通して成長したと感じるところは「対人力」です。マッチアップする相手との駆け引きだったり、その近くにいる相手には仕事をさせないようにくらいついていきます。J2の選手はサイドアタッカーとかだと個人技で勝負してくる選手が多いので、そういった能力の高い選手とマッチアップできることで良い経験になるので嬉しいですね。

島:香川のストロングポイントはぷりっとした「おしり」です!と記事に載せておいてください(笑)

―了解しました(笑)
香川選手がこれまでの試合でマッチアップしていて嫌だな~と感じた選手はいましたか?

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香:セレッソ大阪の杉本 健勇(すぎもとけんゆう)選手ですかね。同い年なんですけど、先日対戦してフィジカル面だったりテクニックもあってうまい選手なんで、何度か抜かれてしまったりしてやりにくかったですね。

―なるほど。たまたまお話しにあがりましたのでお聞きしたいのですが、先日のセレッソ戦での勝利によって、世間やサッカーファンからのレノファに対する評価があがったように思いますが、周りの方々からの評判や意見などについて、どのように感じられていますか?

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島:セレッソ大阪は歴史もあり、知名度も高いチームなのでそういった相手に良いゲームができたことにより、レノファの認知度が上がったという事に関してはすごくありがたいことですし、これを機に今後も注目されてくると思うので、恥ずかしい試合はできないな…と改めて実感しているところです。

香:僕らがセレッソ大阪というビッグなクラブ相手にどこまでできるのかということが試される大事な試合だったと思うんですけど、相手がどこだとかじゃなくて自分たちのサッカーがどれだけできるのかってところを強く意識してプレイした結果、良い方向になったんじゃないかと思いますね。

―話は変わりますけど、香川選手は横浜FCの三浦知良選手に憧れているそうですね?

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香:そうですね。サッカーに対する「気構え」というか、立ち振る舞いや気持ちだったり、努力を惜しまない姿勢だったり。そういった部分でサッカー選手としてとても尊敬しています。あと中村俊輔選手(横浜Fマリノス)も大好きですよ。

島:全然タイプ違うやろ(笑) 僕はレスターの岡崎慎司選手が好きですね。

―どういったところに魅力を感じられていますか?

島:もう、頑張るタイプの選手では「神」ですね!僕もああいう選手になりたいです。走って、攻めて、守って。献身的なプレイが光る選手ですよね。

―最後にお聞きしますが、レノファサポーターや山口県のこれからファンになって頂く方々にメッセージをお願いします。

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島:会場に来てくださる方、テレビの前で応援してくださる方々に、わくわくしてもらって、楽しんでもらえるサッカーを常に意識して、練習も試合も取り組んでいますので、まだレノファを知らない方はぜひ一度試合を見て頂きたいです。そして今まで応援して頂いた皆さまには引き続き暖かい声援を送り続けて頂きたいと思います。

香:全部言っちゃったね(笑)
コメント考えてたのに全部言われちゃったので…どうしよう(汗)
そうですね。イケメンが多いし、サッカーが好きじゃなくても、違う意味で誰々を見に来るだったりだとか、全然違う入口でもいいのでまだ知らない方には騙されたと思って一度スタジアムに遊びにきてほしいです。
今まで試合を見に来てくれている方にはお友達とか一人、二人と連れてきてもらえたら、僕らが必ずおもしろい試合をするので、次回のリピーターになって頂けるように頑張りたいと思います。

―ありがとうございます。
僕らも皆さんに試合観戦に足を運んでもらえるような記事にさせて頂きたいと思います。

kousiki02
島・香:よろしくお願いします!

島:(取材終了後、國弘カメラマンの使用機材を見ながら)昔大分にいたときに僕と福満選手(レノファMF)は工場でライン作業していたんですけど、そのときこういうカメラのパーツを組み立ててました(笑)

レノファの未来と、山口県への地域貢献心を大いに語ってくれた両選手を今後も応援していきたい。

2016年シーズン、今後の試合日程