萩市 世界遺産

①松下村塾(松陰神社)

萩エリアは、幕末に西洋技術を取り入れ産業化や産業文化形成の舞台となった地域の全体像と特徴をよく表しており、わずか半世紀でいかに日本の社会景観が変化したのかをみることができる。また萩エリアには産業化に関する地域の政治、行政、経済、技術、人材育成についての要素がすべて含まれており、萩の地域社会が直接の主体として産業化に取り組んだことを示している。

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<松下村塾>
明治維新の歴史の礎を生み出した私塾

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明治維新の先覚者、吉田松陰が主宰した私塾。松陰は海防の観点から工学教育の重要性をいち早く提唱し、自力で産業近代化の実現を図ろうと説いた。黒船来航で欧米の軍事力を目の当たりにした松陰は、自分の目で海外の実情を確かめたいと考え、国禁を犯してまで黒船に乗り込んで海外密航を計画した。 塾生からは高杉晋作や、伊藤博文などを輩出したほか、日本の近代化・工業化の過程で重要な役割を担った多くの逸材がここで学んだ。

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<松陰神社>
明治23年(1890年)に吉田松陰を祀って建てられた神社。松下村塾改修時に松陰の実家である杉家により私祠として村塾の西側に土蔵造りの小祠が建立。
明治40年(1907年)、県社の社格の神社創設が許可された。御神体として松陰が終生愛用した赤間硯と父叔兄宛に書いた文書が遺言によって納められている。
旧社殿は「松門神社」として、松陰の門人であった人々の霊を祀っている。