MY COLOR 4/24号~5/1・8合併号 カバーフェイス(vol.390~391)

新しい自分へのチャレンジ!
目標を超えた先の夢へ!!

【マイカラーで表紙を飾ってくれた、㈱ビ・メークのスタッフ兼レノファ山口FCレディースに所属の選手をご紹介】

【小西菜月(こにしなつき)さん 入社3年目(入団3年目)】

<この仕事をはじめたきっかけは?>
レノファ山口FCレディースに入団が決まった時に、クラブから斡旋企業の紹介があったことが入社のきっかけです。ビ・メークを選んだ理由としては、これまで体験したことが無い業種だったことと、OLの仕事に憧れがあったことです。入社以前まで一般企業で就職する経験はなかったので、この機会にチャレンジしてみたいと思いました。

<以前はどんな仕事の経験がありますか?>
初めての就職は2年間ほど公務員として働いていたのですが、その時は学校で1日2,000食くらい給食を作るという仕事をしていました(笑)。その後は社会福祉事業団で知的障がいのある方の生活介護支援員を行う仕事をしていたこともありますね。

 

<仕事でやりがいを感じるのはどんなことですか?>
最初は商品の発送業務のため倉庫で管理の仕事を主にしていたのですが、2か月くらい経ってから営業課に突然配属先が変わったことに驚きました。営業の仕事は未経験ということもあり、変わった当初は戸惑いも多かったのですが、業務をやっていくうちに段々とお客様とも親しくなれて、サッカーやレノファ山口FCレディースのこともPRしたりできるようになりましたし、訪問先などで知って頂ける機会も増えたこともあり、試合を応援してくださる方も増えてきたのでこの仕事をやっていてよかったと実感できるようになりました。

<失敗談があれば教えてください。>
今まで電話対応やパソコンでの事務作業などをする機会がほとんどなかったので、わからないことばかりで失敗も多かったです。入力業務などわからないデスクワークは周りの方に教えて頂きながら今では少しずつですけど慣れてきたのではないかと思います。

<プライベートで職場の方と交流はありますか?>
サッカーの練習がなく仕事もお休みで時間がある時などは、タイミングを合わせて職場の仲間と一緒に食事に出かけたりします。特に仲良しだった社員さんが現在産休中でお休みなので、なかなか会えなくて少し寂しいんですけどね。その子とは同級生ということもあり、知り合ってからすぐに意気投合して仲良くなりました。5月には職場へ復帰するので楽しみに待っています。

<業務上で気を付けていることは?>
営業の際は持って行くものを必ず決めて出かけるようにしており、お客様に求められるものはすべて事前準備するように気を付けています。例えば訪問先ですぐに即決でご契約頂く場合もありますのでご要望にすぐ応えられるよう、いろんな商品やサンプル、契約書などの書類も一式すべて持って行くように心掛けています。

<サッカー選手を目指したきっかけは?>
サッカーは9歳からはじめて約17年ほど続けています。小学校の時は男子のチームで一緒にプレーしていたんですが、中学生になると体格差などの問題から続けることへの「限界」を感じてたこともあって、もう辞めようと思ったこともありました。ある時に「トレセン」という女子だけの選抜チームがあることを知り、入部する機会を頂けたのですが、そこで初めて「澤穂希」さんというサッカー選手の存在を知りました。それまで澤さんの存在は知らなくて、中学や高校に進学したらサッカーは続けられなくなるので他のスポーツや部活に転向しようと思っていたくらいなので進学してもサッカーを続けられるということがわかった時はとても嬉しかったです。このままずっと続けられるなら、澤さんみたいなプロを目指したいと思ったのがきっかけで現在に至るという感じですね。トレセンの合宿では澤さんがプレーしている試合のVTRをよく見ていましたし、かっこいいなと憧れました。クラブに所属していたチームメイトは年齢差や経験値もバラバラで、社会人や大学生の方と一緒に練習したりもしてました。なでしこジャパンの代表選手でキーパーをしている「山根恵里奈」選手とも小学校のときから地元の広島で一緒によくプレーしていましたね。

<仕事とサッカーの両立はできていますか?>
練習や試合のときには業務を他の方が引き継いで代わってくれたり、業務量を調整して頂けるので、うまく両立させてもらえていると思います。

<憧れや目標とする選手はいますか?>
私と同じ左利きのMF選手というのもありまして、ジュビロ磐田の「中村俊輔」選手です。小学校3~4年生のときに横浜マリノスとサンフレッチェ広島の試合ではじめて彼のプレーをみて一気にファンになりました。海外の選手だと同じくレフティーでオランダ代表の「ファン・ペルシー」選手や、ブラジル代表であのレアル・マドリードでも活躍している「マルセロ」選手などがかっこよくて好きですし、憧れのプレーヤーですね。

<レノファ山口FCレディースはあなたにとってどんなチームですか?>
とてもあったかいチームだと思います。ファンの方もすごく優しくて選手たちのことをいつも支えてくれています。サポーターにこれだけ暖かく支えられているチームは他の地域にはないんじゃないかと思うくらい素晴らしいと思います。先日もサポーターの方で私と同じ背番号のユニフォームを着て応援されている方を見かけてものすごくうれしかったです。

<サッカーをやる上で、女性ならではのメリットとデメリットをそれぞれ教えてください。>
女子サッカーは競技人口やチーム数も少ないので、全国大会など大きな舞台を経験できる可能性が高いことはメリットなんじゃないかと思います。男子サッカーみたいに狭き門というわけではないので、上のチームを目指すということも挑戦しやすいのではと思います。デメリットとしては働きながらでないと選手を続けられないことですかね。サッカーの収入だけで生活をしていくことはできないので、仕方ないんですけど正直に言うともう少し長い時間サッカーに没頭したいなと思うことはあります。私の場合は朝から夕方までフルタイムで働いて、夜から2時間程度練習というスケジュールなので、体力的には結構大変だなと思うこともあります。でもサッカー人生といっても一生できるスポーツではないしもし大きな怪我などが原因で引退せざるを得なくなってしまっても、普段から社会人経験を積んでおくことで、その後の人生設計においても不安が少ないことは有り難いですね。プロ選手の中にはサッカーしかしてこなくて、一度も社会人経験がないまま引退を迎え、その後まともに企業などで働けなくなってしまう方も少なくないそうですから、そういった意味では私は恵まれた環境にいるんだなと感じています。

<チームメイトとはどのようにコミュニケーションをとっていますか?>
私はチームで最年長ということもあり、後輩たちの面倒をみないといけない立場でもあるので、まずはどうやってチームにうまく溶け込むかを考えるようにしています。入団の1.2年目の時は同世代や先輩方の選手がいたので県外から来た私を暖かく迎えてもらったし、好きなようにさせてもらっていたんですけど、今ではそういうわけにもいかなくなってしまったので、やる時はしっかりやるように注意したり、メリハリの線引きははっきりつけるようにと気をつけています。後輩に対しては褒めて伸ばすこともしますし、間違いはちゃんと叱ってあげることも大事だと思っててそこの方針は自分の中でもぶれないようにしています。私も先輩方に同じように育てて頂いたのでその時の経験はうまく活かせるようにしたいですね。今のチームでは若い世代の子たちが多いですし、みんな明るくて楽しい子たちばかりなのでなんだかんだいって私も一緒にバカになって遊んだりしながらコミュニケーションはとるようにしていますけどね(笑)。チーム全体の雰囲気にもつながることなので、大事なことだとは思います。

<将来的な目標を教えてください。>
今期はチームとしてなでしこ3部となる「チャレンジリーグ」に昇格することが目標です。最終的なゴールというわけではないんですけど、個人的には去年引退を考えることもあってこのままサッカーを続けるか悩んでいたこともありました。でもそんな時、宮本社長から「まだ目標を達成できてないんだから、諦めずもう少し頑張りなさい」と励ましの言葉を頂けたこともあって、自分の中でまた気持ちを奮い立たせることができました。私はこれからもレノファ山口FCレディースで頑張る姿を見せて、山口県の子供たちがいずれ女子サッカーでプロを目指したいと思われるような存在にならなければいけないと考えるようになりました。今はそのことがサッカーを続ける上でのやりがいや目標であり、自分の支えにもなっています。

<求職者の方へメッセージをお願いします。>
就活では型にはまらないほうがいいと思います。面接などでもマニュアルっぽい受け答えではなく、自分そのままの個性を活かすように自然体をさらけ出すような自己表現も必要ではないでしょうか。入社したいがためにできないことを無理にアピールして試験に合格できたとしても、入社してからが息苦しくなってしまうと思います。他には会社の社風や同僚たちとの巡り合わせも大事ですし、ある意味では運にも左右されることもあるでしょう。私の場合は初めての経験でわからないことだらけでしたけど、周りの方の支えもあって働けていますから、求職者の皆さんも素直に頑張ることができればきっと何事もうまくいくと思います!!